カーネーション 86-91話

カーネーション」86-91話、第16週「揺れる心」

奈津は、結局髪結屋あらため、「安岡美容室」で働くことになる。糸子は奈津の借金の保証人になってやるのだが、奈津には礼の言葉を言わせない。それにしても借金は1万円と言っていたはずだが、いくらインフレで貨幣価値が暴落しているとはいえ、昭和23年頃の1万円ってどれほどだったのか?当然糸子の店の者はみな反対している。

で、北村(ほっしゃん)が新しく既製服の店を出すことになり、糸子は組合長から店に出す服のデザインを頼まれる。北村の店の服をつくるのは、行ってしまったと思っていた周防だった。糸子は、宴会で自分や周りの人々が何をなくしてしまったかを考え、自分の蘇芳に対する気持ちをはっきり自覚する。

北村の店の開店日、糸子は洋服を着て北村の店に出る。白いブラウス、暗めの色のスカート、ちゃんと口紅もつけている。糸子は蘇芳に花束を持って行き、「好きでした」と自分から告白するのでした。周防は糸子を抱きしめて「おいも好いとった」と逆告白。それを店の外から見ている北村。

今週は、珍しく途中の展開が薄いなと思っていたが、最後に重大展開を持ってきた。結局糸子は周防と出来てしまうのか?それはあまりありそうもないような気もするのだが…。予告では、ウェディングドレスを着た奈津が映っているが、糸子はふつうの格好だ。しかしカーネーションのことだから、どうなるかまったく読めない。個人的には糸子の恋が悲恋に終わることを希望。