キャプテンスカーレット 6話

キャプテンスカーレット」6話 「ホワイト大佐を守れ」

またまたスーパードラマTVでキャプテンスカーレットの再放送をやっているので、たまに見ているのだが…。この6話、ホワイト大佐が直接狙われる回で、結構好きな話なのだが、今見るといろいろと変。

この回は最初にミステロンの攻撃予告が来るのではなく、先にミステロンの仕掛けが来てから予告が来る。そのぶん、どきどき感が高い。

ミステロンは放送衛星の地上コントロールをブラック大尉に乗っ取らせて破壊してしまうのだが、なぜ放送衛星が有人衛星なのか?それに地上コントロールを則ってしまえば、それでわかってしまうのでは?そして、衛星を宇宙から落としてクラウドベースにぶつけようとするのだが、さっきは大気圏突入で燃えてしまった衛星が今度は燃えずに落ちてくるのはおかしいでしょ。おまけに衛星からの放送を聞いているスペクトラムの隊員が腑抜けのようになっているのに、ホワイト大佐だけが意識がはっきりしているのも変。おまけに衛星が近づいてくると放送の音量が上がるとかおかしなことを言っているし。だいたいクラウドベースはエンジン付きなんだから、衛星が来ても自分で逃げればいいのに。おまけにエンゼル機ごときに落下してくる衛星の迎撃ができるのか?

ホワイト大佐は、ミステロンの殺害予告に対して基地に被害を及ぼさないようにするために、一時身を隠すことにする。それはいいが、潜水艦に乗り込むというのは潜水艦を危険にさらしていることにならないのか?潜水艦が艦外に出ている乗員を収容せずに潜水して、乗員がミステロンのロボットにされるのも、潜航命令を実行するときに乗員の収容を確認しないのかい。そして溺れてミステロンのロボットにされてしまった乗員がなぜいつの間にか潜水艦の中に入り込んでいる?

ミステロンのロボットは艦内でホワイト大佐にすりかわったキャプテンスカーレットと撃ち合いになり、スカーレットはあいかわらず死んでしまう。ホワイト大佐が死んだスカーレットに切れているところは、なんとか死体をバレないように回収するための芝居と解釈していいが、そのあとクラウドベースに戻ってから、キャプテンスカーレットを銃殺にすると言い出し、そのすぐ後に「しかし不死身のキャプテンスカーレットを銃殺にしても意味はないから中止する」というセリフで話が落ちるのも納得いかないなー。ホワイト大佐、単なる変な人になってる。

話そのものはけっこう緊迫感があっていい話なのだが…。