坂の上の雲 11話 ニ○三高地

坂の上の雲」、11話 「ニ○三高地」

いよいよニ○三高地の争奪戦。日本軍はとにかくバタバタ死ぬ。参謀や下級指揮官はいいかげんキレているが、そこは乃木が「わしの責任」となんとか収める。とはいえ、いっこうにニ○三高地が落ちない事実は動かない。そこでついに児玉源太郎高橋英樹)が出てきて、事実上乃木から指揮権を奪い取る。ここの高橋英樹は圧倒的にかっこいい。桃太郎侍と昔のヤクザものでしか見ていなかったから、あまりの迫力に圧倒された。まさに神算鬼謀の人。そして、高橋英樹と同じくらいいいのが、乃木希典柄本明。こっちは何も出来ずにぽつねんとしているわけだが、その存在感は児玉以上かもしれない。

戦闘シーンは、がっつり見せていたが、妙に派手派手しく演出していないのがよかったと思う。28サンチ砲の迫力が見られただけでもしあわせ。白襷隊とか、乃木の子息とか、ちょっとエピソードはあったけど、涙をながすようなところを作らずに淡々とやっているのがよい。

これを見ると、受信料はムダになってないなあとしみじみ感動する。「江」の出来があまりにひどかったので、これで取り返した気分。あと2回あるのか。とにかく石にかじりついてでも見ますわ。