Y式解体新書

「Y式解体新書」、氏賀Y太掘骨砕三、ヲルガン座、2011.11.23

猟奇漫画家の氏賀Y太掘骨砕三トークショー。まあ、両方共知る人ぞ知るという漫画家だが、箱は満席だった。広島みたいな田舎でも、このくらいは人が来るのか…。県外から来ている人もいたが、ほとんどは近場の方のようす。まあ、田舎といってもいちおうとらのあなとか、同人誌をおいている店もいくつかあるにはあるからなー。

スタッフがけっこう気合を入れていて、「まいちゃんティッシュ」(氏賀Y太のキャラ絵入りのティッシュ)を来場者全員に配り、メニューもこの日にあわせた猟奇メニュー。「阿部定プレート」「阿部定○○」(名前わすれた)、「聖水」(ビール、ただし尿瓶で提供」その他いろいろ。「阿部定○○」は、アイスクリームや生クリームに、人型のクッキー(股間部分をジャムで赤く塗ってある)とチンコ型チョコレートがつき、たしかに阿部定だった…。おいしくいただきました。

トークショーは、氏賀Y太掘骨砕三両氏のこれまでの来歴やら、氏賀Y太氏謹製のグロ写真集についての撮影エピソードなどなど。このグロ写真集は、内臓がはみ出しているところを撮るために、肉屋で豚の内臓をごっそり買ってきて写したとのこと。豚の内臓はかなり臭いがきつく、たいへんだったそうだ。浴槽で血まみれ(この血の調製もたいへんだったらしい)、臓物まみれになっているモデルさんも苦労しただろう。

サイン会の時間になると、希望者がじゃんけんして、5人を決め、「体にサイン」「本その他なんでもにサイン」「色紙にサイン(あたった人のイラスト入り)」をくじ引きで選んでサインしていた。あたった人は、顔にサインしてもらったり、女性でもシャツをまくって腹にサインしてもらったり、大喜びだった。色紙にサインをもらっていた人は、ちゃんと自分の似顔絵を描いてもらって、そこから臓物が流れ出しているところがばっちりと。数分でささっとかけるところはさすがプロ。

氏賀Y太氏は、漫画家生活20周年だそうだ。40歳くらいだろうが、若く見える。掘骨砕三氏はさらに若く、30代半ばくらいか?堀骨氏のマンガははじめて見たが、体がゴキブリ顔が女の子というわけのわからない絵など、いろいろバラエティーに富んでいた。

2時間半くらい、とにかく特濃のエキスを吸っていた感じ。おなかいっぱい。