カーネーション 7-12話

カーネーション」7-12話 第2週「運命を開く」

カーネーションの第2週分をやっと見られた。糸子が尾野真千子になってやっとお話が回り出した。ミシンを初めて見て、「これがだんじりや!」と夢中になり、ミシンがおいてあるパッチ屋に通って手伝いをするようになる。

もうミシンにさわりたくてたまらない糸子は、女学校には興味がなくなり、さっさとやめてパッチ屋で働きたいと父親に頼むが、善作はまったく耳を貸さない。しかし善作の商売はうまく行かず、最後のつてに義父の清三郎に借金を申し込むが、断られて廃業を勧められる。結局納期までに商品を揃えられず、呉服屋をたたむことを決意した善作は、とうとう糸子にパッチ屋で働くことを許すのでした。

予想通り、尾野真千子はうまい。ちょっとアホっぽさが過ぎるような気もするが、設定では14歳くらいのはずなので、子供っぽくしてあるのだろう。何度怒鳴られてもしつこく父親にパッチ屋で働きたいとせがむところと、バカにしていた男の子にあっさりケンカで負けてしまい大泣きしているところの感情表現の対比がいいと思う。前週、男の子のマネをして厳しく押さえつけられている話はこの伏線だったわけね。

それからやはりよいのは善作役の小林薫。商売ベタだが誠実なキャラがよく出ている。この週から初登場のパッチ屋のオヤジ=トミーズ雅もいい味出してる。

2週目だが、話がうまく回っていて毎回見るのがたのしみだ。やはり渡辺あやの脚本のおかげだろう。NHKから出ているストーリーブックを買ったが、これは先に読まない方がいいな。設定と、ストーリーの復習だけにしておこう。