メガロマン 1話

「メガロマン」1話 「燃えよ! 炎の超人」 北詰優基ほか出演、フジテレビ、東宝、1979

これは初見。主題歌だけはCDで何度も聞いているのだが・・・。しかし歌が微妙なら本編も微妙だ。

主人公は人間の格好をしている異星人ということになっているが、母子家庭という設定がちょっと。いや母子家庭なのは別に構わないが、主人公の行動にいちいち母親が心配したり、応援したり、命令したりしているってどうよ。というか、味方の司令官が母親なのだ。ウルトラマンタロウの時だって、ウルトラの母は最初に出てきた後はすぐにひっこんでましたが。

死んじゃったことになっている主人公の父親は川津祐介で、赤と白のへんな衣装を着せられて殺陣をやらされている。あはれあはれ。主人公は拳法の使い手という設定になっていて、最初のシーンは空手家を拳法で倒す場面になっている。1979年って、このころ拳法なんて流行ってたかな?まあジャッキー・チェンはいたか。主人公のアクションはまあまあよし。

そして一番微妙なのはヒーローの造型。「たてがみ族」ということになっているので、たてがみをつけているのだが、これは微妙すぎだわ。顔の造型もアレだ。ピンチになると、母親の激励でいきなり元気になって必殺技を繰り出した。笑いがこみあげてきて、見てらんない。

ソフト化されていない理由もよくわかった。いくらなんでもこれは売れない。まあ、いちおうDVDには落としておくが・・・。