怪奇大作戦 11話

怪奇大作戦」11話、「ジャガーの眼は赤い」

子供兄弟がプラモデル屋でもらったサングラスをかけると、とたんに景色が一変して見たこともない岩場が映り、眼が赤く光ったジャガーが現れる。そして兄の姿は消えてしまい、兄弟の家には身代金を要求する電話がかかってくる。その後捜査を始めたSRIの目の前にも岩場やら電話ボックスやらの映像が現れ、右往左往しているうちに弟の方までさらわれてしまう。

映像は、ホログラフィーの研究所にいた元所員がレーザー光線を使って映していたもの。誘拐はホログラフィーの研究費欲しさで仕掛けたもの。最後は、SRIの野村が犯人の車にしかけておいたホログラフィーに、犯人自身が騙されてしまい、車を停めたところで捕まってしまうというもの。

子供が主役だからか、早い時間にネタバレさせているからか、そもそもトリックが理に落ちていてそれ以上の要素がないからか、とにかくぜんぜん怖くない。当時の子供が見ていたら、ちゃちな紙のサングラスで知らない世界に連れて行かれてしまう話から妄想をふくらませることができたのかもしれないが、現在の大人にはムリ。ここまでのシリーズ各話の中ではいちばんつまらない回だった。