怪奇大作戦 10話

怪奇大作戦」10話 「死を呼ぶ電波」

いきなり出てきたのはアマギ隊員=ウルトラマンの中の人=古谷敏。テレビの中から銃を持った手がいきなり出てきてその怪光線で殺されてしまう。なんでも心臓が焼けてしまったんだとか。SRIの牧は、「レーザー光線なら理論的には可能ですが、そんなに小型化できるかどうか」とか言っている。心臓だけ丸焼けにするとか、そんな便利なレーザー光線があるもんか。

古谷敏の家は大富豪で、父親は運転手付きのベンツやら軽飛行機やらを乗り回しているのだが、車や飛行機にとりつけてあるテレビやラジオから「復讐してやる~」というメッセージが。犯人は古谷敏の父親の公金横領を暴いたことで殺されてしまった男の息子でした、という話。

犯人は自宅の無線機から出る電波を使って、古谷敏殺しやら、軽飛行機の操縦を乗っ取るやら、いろいろやっているのだが、そこへ勝呂誉が踏み込んできて失敗。最後は自分で電流を流してその中で消えてしまうのでした。

気持ち悪い話が多かった中では、ごく普通の復讐譚。怪奇テイストが薄いと、ちょっとものたりない。時間の都合もあるしそんなに凝った話はできないのだから、気色の悪い話のほうが印象深くていいのかもしれない。