ウルトラセブン 12話

ウルトラセブン」12話、「遊星より愛をこめて」

ウルトラセブンの欠番12話。むかしむかし、とあるサークルの自主上映会で見たが、そんなに印象には残ってない。動画サイトにあったので、ひまつぶしに。

若い女性がつぎつぎと倒れ、その女性がみな腕時計状の物体をつけている。それが「スペリウム」という地球上にはない物質でできている。倒れた女性は白血病=原爆病(って、強引な決めつけだなー)になってしまう。

アンヌの友達が、早苗=桜井浩子。当然ながらフジ・アキコのときとは見た目の変化はなし。この恋人の佐竹というのが怪しいということになり、ダンとアンヌが佐竹を追いかけることに。佐竹は怪しい男達と合流。彼らは腕時計を使って血液を集めていた。これで自分たちの命がのびるとか。たまたま桜井浩子の弟につけさせていた腕時計から血がとても良質だったことで、かれらは子供の血がいちばん良質だということに気がつき、子供から血を集めることにする。

じゃあ最初はなんで若い女から血を採っていたんだということになるし(よく調べろよ)、だいたい腕時計で血を集めていちいち回収なんて、手間がかかりすぎないか?

彼らの星はスペリウム爆弾で壊滅し、そのために人間の血を集めているそうで、宇宙船と巨大化したスペル星人が現れて警備隊と戦う。佐竹を疑う気になれない桜井浩子は、弟を捜しにダムに連れて行かれ、そこでスペル星人の正体を目撃。

ダンはホーク3号で出撃するが撃墜されて変身。スペル星人と戦う。宇宙船はホーク1号に破壊され、スペル星人アイスラッガーでまっぷたつ。じゃんじゃん。

桜井浩子は、「わたしいつか信じるわ、地球人と他の星の人たちが同じように信じ合える日がくるまで」とか眠たいことを言っているが、あわや血を採られるはめになったのに、なにいってるの?イミフである。

実相寺昭雄作品なので、戦闘シーンは「狙われた街」の回と一緒。しかし、それ以上どうということはない話。いまでもこの話をなかったことにしているのも解せないが、シリーズの中ではそんなに出来のいい話ではない。

見た話はかなり画像が劣化していたけど、それをいうのはぜいたくか。まあ、欠番といったってこうやっていくらでも見られるんだから問題なし。あ、そういえばチビラくんの家が出てた。