怪奇大作戦 4話

怪奇大作戦」4話 「恐怖の電話」

うちで電話をしていたお父さんがいきなり燃え上がって焼死。娘は桜井浩子。こういうところに出ていたのか。この話の桜井浩子はロングの髪に暗い表情で、「ウルトラマン」のフジ隊員とはまるっきり違うイメージ。

さらにタバコ屋で呼び出し電話をとった男がまたも、桜井浩子の面前で燃え上がって死亡。岸田森は、どうやら電話を通じて超音波が伝わっていて、それが人が燃える原因だと当たりをつけるのだが、なんで超音波で人や物がいきなり燃えるのかという説明はなし。まあ、これはいつものパターンだから・・・。

小笠原返還(この辺が沖縄返還とかとは違った種類のリアリティ)にからんで、小笠原に隠された財宝を奪おうとする大和電気の技術者が犯人だ、ということなんだけど、最後にパトカーとカーチェイスして、煉瓦の壁に突っ込んで焼死という最後の最後まで陰惨な話。最後のオチは笑いオチだけど、なんとなく笑えない。

この回は実相寺昭雄監督作品。気味悪さと陰惨さがいい感じでマッチ。こんなものをゴールデンタイムでやられたら、当時の人はたまらんわ。