怪奇大作戦 3話

怪奇大作戦」3話、「白い顔」

今回は、会社の女の子に言い寄っていた男がライターをつけるといきなり全身燃え上がって焼死、という陰惨な出だし。女の子を演じているのは、市川瑛子。知らない女優だが、けっこうきれいな人。この市川瑛子=水上順子の父親で物理学者の水上幸一郎がレーザー銃を使って、娘に言い寄る男をどんどん殺していたのでした。

しかしこのレーザー銃、発射時に「ボンッ」と小さい爆発音がするばかりで、継続的に照射していないのに、一撃で人は燃えるし、岸田森の乗っていたモーターボートとか、水上順子の恋人が乗っていた車とか、一発で爆発。すごい威力だ。こんなものは殺人なんてちゃちなことに使わずに兵器として売り込めば億万長者になれるのに。

父親の水上博士は、娘の前では包帯で顔を覆っていて姿を見せない。それどころか娘は父親の顔を一度も見たことがないという。人前に立つときには、白い仮面をかぶっているのでこのタイトル。最後に警察とSRIが逮捕にやってきたときに素顔を見せるのだが、顔は半分焼けただれている。この顔はメイクに問題があるのか、いまいち怖くないなー。これだったら、「犬神家の一族」の青沼静馬のほうがよほど怖かったような。

このシリーズはいつもSRIの部屋でみんなが笑っている場面がオチなのだが、この回は、ケーキのクリームだらけになってしまった子供が顔を一なですると、白いマスクに変わっているというもの。あんまり怖くはないが、なんとなく後味悪し。この気色悪さがドラマの味になっているので、それはいいんですが・・・。あー、やっぱり気持ち悪いわ。でも前回ほどではないか。