春風亭昇太 時そば

春風亭昇太時そば」、落語研究会、2011

たまたま落語研究会の放送をつけていたら、柳家三三の「万金丹」をやっていた。まあこれはふつうの出来か。そのままつけていると、昇太の「時そば」がはじまったので、思わず見てしまった。

まくらは、自分が足をケガして松葉杖をついているとか、武田信玄がどうとかほうとうがどうのという話をしている。どうでもよさげな話なのに、昇太が話すとなんでこんなにおもしろいのか。まくらだけずっと話していてもそれだけでおもしろい。

時そば」は、そんなに内容はいじらずにふつうに話しているが、昇太のやたら叫んだり興奮したりするのを見ているだけでおもしろい。なにか興奮するクスリでも飲んでいるのじゃないかとすら思うのだが、聞いているとこっちも完全に乗せられてしまうのだ。

また昇太はやたら動き回っていて、映像付きだとおもしろさが倍になる人だから、DVD買うかなあ。ちょっと探してみたら、これにも「時そば」が入っている。自信作なんだろう。ほかは「花粉寿司」「茶の湯」。ご本人が城めぐりをしている特典映像つきだというので、ぽちっと押してしまった・・・。