立川志らく・談笑二人会

立川志らく・談笑二人会」 Part1,2

きょうは「ロケみつ」の放送のはずが、中継局がローカル特番をやったおかげで休止。これで2週遅れになってしまった。ひじょうに頭にくるわ。放送が遅れると、ブログを読むときにあらかじめ放送の内容がわかってしまうので読みづらくなるので困る。うーん。

それで、しばらく前に時代劇専門チャンネルで放送されていたものをいまごろになって見た。横浜にぎわい座での公演を収録した番組。時間の都合上か、二部に分かれていて、Part1が談笑の「時そば」と志らくの「紙入れ」、Part2が、談笑の「金明竹」と志らくの「抜け雀」。

談笑はまあまあ好きな方だし、志らくは大好きなので、ちょっとたのしみにしていた。談笑「時そば」は、まあふつうの時そば志らく「紙入れ」は枕に時代劇のネタを入れているが、これはそんなにおもしろくないなあ。しかし噺自体は十分おもしろい。おかみさんのエロさがかなり露骨で、そこがいい。

二部の方、談笑「金明竹」は与太郎のバカっぽいところはうまい。それから客の口上の部分がちょっと工夫してあって、どこの地方かわからないが半分くらい聞き取れない方言みたいな言葉にしてある。この口上がなんだかわからないのだがおもしろい。口上の部分のスピード感の速さはさすが。

志らく「抜け雀」は、ほとんど枕なしでいきなり噺に入るが、これは非常にいい出来。風来坊の絵師の威厳とひょうひょうとしたところがいいし、宿屋のバカっぽいところもうまいわ。これはほんとに上手な人の落語。この抜け雀だけですっかりおなかいっぱいになった。かなり得をした気分。