真夏の薔薇 63-64話

「真夏の薔薇」、63-64話

真夏の薔薇もラス前2話。

抱きついてきた池田政典を引き離さない安永亜衣。しかし姿晴香が帰ってきたので、とりあえず池田政典を帰すのだった。いっぽう福家美峰は、兄に向かって「稲彦さんとみどりはもう決して離れられない関係なのよ」と愚痴る。

小野寺昭は、ひとりで姿晴香と安永亜衣の店にやって来る。どうもひとりでいるのは寂しいらしい。しかし昨日の話ではあんなに半狂乱になって姿晴香を恨んでいたはずでは?何を考えているのかよくわからない。ところがそこにコワイ顔をして入江達也が登場。福家美峰の話を聞いてすっかり興奮しているらしい。「このおもちゃは誰が買ってきたんだ!」と池田政典の買ってきたおもちゃを放り投げる。そして小野寺昭は、「池田政典と安永亜衣を復縁させてやろう」とまたまたよくわからないことを言い出す。

入江達也はかんぜんに頭に血が上ったらしく、安永亜衣を平手打ちにして、おもちゃをバラバラにしてしまう。それを見ながら安永亜衣の頭は急速にさめていく。もう入江達也には見切りをつけたらしい。あらら。そして翌日、安永亜衣は子どもを連れて、小野寺昭と池田政典の家に出て行ってしまう。

池田政典が目をさますと、となりで安永亜衣が例の薔薇の花を水に浮かべている。そこでまたまた二人のベッドシーンが。この部分は以前の別荘でのベッドシーンの使い回しかな?ベッドでひしっと抱き合う二人。そして安永亜衣が家に帰ってくると激高した入江達也が、「このあばずれ!娼婦め!」と安永亜衣をバンバン殴りつける。安永亜衣は倒れたまま動かない。どうも殴られたからではなくて、体の調子がおかしいらしい。変事に気づいた入江達也が救急車を呼ぶ。

病院にかつぎこまれた安永亜衣。相当様子が悪いらしく集中治療室に運び込まれる。なんでも劇症肝炎だとか。ほとんど助からないらしい。入江達也が安永亜衣の手をとって励ますと、安永亜衣の口からは「稲彦さん・・・」という言葉が。入江達也はショックでぼうぜん。

入江達也は妹の前で、「あの女はもう死ぬんだ!」と叫ぶ。池田政典の名前が無意識で出てきたのがよほどこたえたらしい。福家美峰は涙するだけ。

安永亜衣は一週間、昏睡状態。肝移植のドナーが現れないとこのまま死ぬことになるらしい。姿晴香は自分が肝移植のドナーになろうと言い出すが・・・。一方、入江達也と池田政典はまたまた「もんしろ蝶」で言い争っている。入江達也はこのまま移植手術はしないで、安永亜衣は死なせてしまえと叫び、池田政典は激怒してつかみ合い。そして、入江達也は酔っぱらったまま、池田政典の車を運転して外に出て行ってしまう。

しばらくして、池田政典のポケベルに連絡が。入江達也が交通事故だという。病院にかけつけたら、もう入江達也は血まみれでご臨終。遺言は「自分の肝臓を安永亜衣に移植してやってくれ」というもの。

ラス前にしてこの怒濤の展開。こう来るとは思わなかった。おそるべし真夏の薔薇。