真夏の薔薇 51-52話

「真夏の薔薇」、51-52話

池田政典と福家美峰の結婚式は翌日に迫る。三田村賢二は、あいかわらず池田政典のところに現れては不快そうな対応をされ、「明日の結婚式ではどでかいプレゼントを持ってきますからね」などと、不吉な予言を吐く魔法使いのお婆さんみたいなことを言っている。しかも、姿晴香小野寺昭から、「明日、結婚式がある同じホテルで、三田村賢二が記者会見をするそうだが、どうなってるんだ」と追及される。姿晴香は「三田村と話をつけます」と言っているが・・・。

「もんしろ蝶」では、池田政典、入江達也、福家美峰の三人が飲んでいる。なんでかなあ。そのあいだ、姿晴香は青い顔で安永亜衣の店を訪れて、「三田村の言っていることは全部ほんとうなのよ」と大暴露。安永亜衣は、「今頃になって、そんなこと!」と激怒しているが、姿晴香は言い訳ばかり。「過去のことはどうでもいい。みんなバラされたら、あたしたち夫婦は終わりだわ」と、自分のことしか考えていない。

姿晴香は、なんとしても三田村賢二の暴露をつぶさなければ、と思い詰めてとうとう包丁を持ち出す。ここでも包丁ですか・・・。包丁は中島丈博の「飛び道具」だとなっとく。三田村を刺してやろうと結婚式場から出ようとする姿晴香を止めたのは安永亜衣。ダッシュでホテルに走って三田村を説得。しかしその間に、姿晴香はいつのまにか結婚式場を離れて、ホテルに向かう。姿晴香がホテルについたところで、なぜか、三田村賢二は泡を吹いてひっくり返ってしまう。いったいどうなった?

安永亜衣に「あなたはわたしの父なんかじゃない」と言われた三田村賢二、はずみでひっくり返って階段から落ちてしまい、頭から血を流している。救急車を呼ぼうとする安永亜衣を結婚式場に帰してから、姿晴香は、自分でこの事件をしょいこむことにしたらしい。病院で待っている姿晴香を警察がひっぱっていく。

姿晴香は、興奮した三田村が勝手に足を踏み外して転んだと言い張るが、三田村は意識不明のまま死んでしまう。しかも警察で姿晴香がかばんにしまっていた包丁が見つかった!あらら。これはたいへん。

小野寺昭と池田政典が不審がっていると、警察から電話がかかってきて、姿晴香が殺人容疑で取調中だと言ってくる。愕然とする二人。「よりによって結婚式の日に殺人だなんて、こんなこと芝居の中でもないぞ」という小野寺昭の台詞には失笑するばかり。あなたたちがやってるじゃないですか。

取材陣がじゃんじゃん押しかけてきて、小野寺昭は家から出ることもできない。「あの女のせいで、おれの三十年のキャリアはむちゃくちゃだ」と、いたって冷たい小野寺昭

安永亜衣は、入江達也から、「母親より先に、おまえが式場を出て行ったのはなぜ?」と追及されるがさらっと流している。これは安永亜衣にも火の手が?安永亜衣は、どこまでしゃべれば、誰も傷つかずにすむか、とのんきなことを考えている。ぜんぶしゃべりなさい!

小野寺昭、池田政典、入江達也は鳩首、協議しているが、「三田村賢二は記者会見で何を暴露しようとしていたのか」が誰もわからないので、不審がっている。入江達也が紹介した弁護士に、姿晴香は「ことによっては殺してしまおうと思っていました」と殺意を認めちゃった。これはどうなることやら。