真夏の薔薇 43-44話

「真夏の薔薇」、43-44話

前回、福家美峰が叫んでいたのはなにごとかと思ったら、姿晴香が「池田政典の興味はあなたにはないから、他の誰かを探したらどう?」と言ったのが原因。あいかわらずひどいこと言うなあ。

池田政典はもごもごしているところに、福家美峰が「あなたはみどりとよりを戻したがってるんでしょう!」とずばっと言った。それがきっかけで、安永亜衣は「わたしたちは、腹違いの本当の兄妹なのよ」と、福家美峰だけが知らなかった事実を告白。どうするかと思いきや、入江達也とは違って、福家美峰は晴れ晴れとしている。これでアタックする名分がたったと思っているらしい。安永亜衣は、「これでいいんだ」と自分に言い聞かせている。

池田政典と福家美峰は、「もんしろ蝶」に飲みに行って、入江達也と遭遇。なんでわざわざここに飲みに来るかなあ。入江達也はすごい顔をしているが、さっさと帰されてしまう。しかし入江達也はまだ気が済まないらしく、池田政典と安永亜衣が実の兄妹だとばらして、また「あんなけだものが!」と毒づいている。福家美峰は、ぜんぜん気にならないどころか、池田政典が「死ぬほど好き!」と叫んで入江達也にばしばし殴られている。

病院の食堂で、入江達也は池田政典を呼び出して、以後妹にかかわるなと恫喝。福家美峰はいっこうにめげるようすがなく、安永亜衣の家に入り浸って、ついでに安永亜衣の子どもを自分の家に連れて行ってめんどうを見るのだという。

池田政典は安永亜衣の店にやってくるが、赤ん坊を連れて行った福家美峰から赤ん坊のようすがおかしいから、すぐに医者を呼んでくれという連絡があって、気が進まないながらも福家美峰の家に出向くことにする。

池田政典が手早く処置して、子どもは何事もなくすんだ。福家美峰は「自分のせいだ」とぐずぐず泣いている。自分は人間としてダメだから、池田政典のこともあきらめると言い出す。そしたら池田政典は、その気がないはずだったのに、いきなり「ぼくとつきあってくれ」と言い出す。何考えてるのか・・・。

福家美峰は子どもをダシにして、池田政典とデートを重ねて接近するが、安永亜衣は複雑な心境らしい。そのあげく、また入江達也の家に行って片付けものをして、泉本のり子と遭遇。「夫を浮気をする女に譲る妻はいません!離婚はしません!」と言い放つ。安永亜衣もなにを考えているのかよくわからない。

小野寺昭姿晴香は海外公演で、家を空けることになり、ちょうどいいとばかりに福家美峰が家にやってくる。池田政典は、自分と安永亜衣のことをあらいざらい話すが、福家美峰は逆に盛り上がったらしく、二人は思いきりキス。安永亜衣は、二人のことがどうしても気になるようすで、子どもを回収しに池田政典の家に行くと言い出す。

次回予告では、池田政典が安永亜衣を押し倒しているところと、例の鳳八千代の秘密がばらされるような気配が。