真夏の薔薇 23-28話

「真夏の薔薇」23-28話

結婚式では、むりやり受付をやらされていた池田政典と鉢合わせしてしまい、ばつの悪い安永亜衣だったが、式は無事に終了。とりあえずは入江達也とラブラブしている安永亜衣。初夜のベッドではちょっとためらっていたが、けっきょく「めちゃくちゃにして!」とおきまりの台詞で抱かれてしまうのでした。

ところがそのあとにとんでもないことが。安永亜衣はいきなりつわりらしきものが来て、自分が妊娠しているのに気づく。入江達也との子どもだとすると時期が合わない。池田政典と別荘で一夜をすごした時に出来たにちがいない、ということになる。しかし、このドラマだとそれぞれの事件がいつ起こったかがわからないけど、別荘での一夜って、つい2週間くらいしか時間が経っていないような気がするのだが・・・。

そうこうしていると入江達也の母親が危篤で、九州の実家に戻ってしまう。安永亜衣は、産科で検査してもらい、ほんとに妊娠しているとわかって大ショック。姿晴香は「産みたければ産めばいいじゃない?」とすずしい顔。姿晴香はいちいち計算して陰謀をたくらんでいるのかと思っていたが、どうも「単に話を面白くするためにむちゃくちゃなことをやりまくるキャラ」らしい。

さらに姿晴香は、単身、小野寺昭の家に乗り込んでいって、鰐淵春子と対決。安永亜衣の妊娠話を暴露し、「どうしてくれるんです!」とつめよる。どうしてくれるといわれたって鰐淵春子も困るだろうが、札束と指輪を押しつけて「これでおろしなさい!」「なによ!バカにするんじゃないわよ!」と取っ組み合い。その後、姿晴香小野寺昭にもこの話を暴露。小野寺昭が、堕胎手術のために安永亜衣を産科に連れて行くことになる。

手術台にのせられてこれから麻酔というところで、「いやああああ」といきなり逃げ出す安永亜衣。しかも、いちいち話をいろんなところにチクる看護婦の野村ちこが、産科医院の看護婦からこの話を聞き込んできて池田政典に暴露。池田政典は、安永亜衣(と入江達也)の新居に乗り込んでいって、「おれの子を産んでくれ!」と絶叫。

ショックでどうしようもない安永亜衣は、義母の葬式を無視。入江達也は烈火のように怒って帰ってきたら、妻から妊娠話を聞かされてよろこぶ。ところが安永亜衣から、自分との間の子どもではないから離婚してくれと言われて大ショック。といって、離婚するつもりはないらしく、「おれの子どもということでいいじゃないか」と話を取り繕おうとするが、安永亜衣は当然そんな話で納得できるわけがない。

入江達也は、妻の手術に付き添ったのが池田政典の父親だと知って、激怒。姿晴香の店では二人で大もめになる。さらに鰐淵春子が、今度は自分で安永亜衣の新居に乗り込んでいき、「堕ろしなさい!」と脅迫。言うことを聞かないとなると今度は包丁を持ち出して迫る。逃げ出す安永亜衣を包丁を振り回して追いかけて外に出ていったと思ったら、道に飛び出したところを車にひかれ、血まみれになって死亡。こういう最後だったのか。中澤ねえさんの源流はこういうところにもあったらしい。

姿晴香は、小野寺昭の妻が死んでしまったので喜びを隠しきれないというか、大喜び。小野寺昭は舞台に穴は開けられないといって、妻の通夜にも出ようとしない。

病院ではまたまたおせっかいな野村ちこが、安永亜衣堕胎未遂事件を、今度は入江達也にチクって、平手打ちを喰らっている。「みんなに言いふらしてやるわ!」と叫んで去っていく野村ちこ。入江達也は、離婚したいと言い張る安永亜衣を引き留めるのに必死。「おれの子として育てるから産んでくれ!」と安永亜衣に迫っている。

入江達也は、葬式の手伝いを口実に小野寺昭(つまり池田政典一家)の家を訪問し、「ほんとうはおまえの子だとわかっているが、自分の子として育てたい。おまえの子をおれに育てさせてくれ」と迫る。入江達也、かなりいい奴だなー。池田政典も、「負けたよ」と言っていてその提案を受け入れた様子。

池田政典は、葬式に姿晴香がきていたことを不審に思って小野寺昭に問いただし、とうとう小野寺昭から「自分と安永亜衣が実の兄妹だ」という事実を聞かされる。真実を知って大ショック、絶叫して頭を抱える池田政典。

一方、安永亜衣は夫と池田政典の二人にそれぞれ遺書を書き、クスリを大量に飲んで自殺を図る。でも、30錠くらいしか飲んでないみたいだし、睡眠薬は茶色の薬ビンには入ってないよねー。池田政典が心配して、安永亜衣の家を訪問して倒れているところを発見し、病院に担ぎ込む。

池田政典は倒れていたところを助けるついでに、自分宛の遺書を見つけて懐にしまい込む。後で読むと、「あなたの子だから愛しています」みたいなことが書いてある。安永亜衣も罪な女ですねー。結局安永亜衣は助かるが、胎児は死んでしまう。回復したがぼうぜんとしている安永亜衣。

入江達也は、家に帰ってきて自分宛の遺書を読むが、「あなたの大きな愛を受け入れられないわたしを許して」みたいな内容で、破り捨てて火にくべてしまう。

病室で静養している安永亜衣のところには、またまた野村ちこが現れて、さんざんイヤミを言ったうえに「泣く子も黙るナースセンターの女王と言われているのよ!患者だって先生だった婦長だってあたしがその気になれば震え上がるのよ!」と一喝。野村ちこは、お笑いキャラ兼、当事者間で直接伝えるのに都合の悪い情報を運ぶ伝書鳩みたいな役目なのね。

姿晴香小野寺昭の家に入り浸り、すっかり正妻モードになっている。事件の展開にまったく動じていないところはあいかわらず。さらに池田政典から、親子関係のことで突っ込まれ、あげくに「あたしのこと、新しいお母さんだと思ってちょうだい」と放言してあきれられている。

安永亜衣は退院してきて、「これじゃ済まないから、離婚して」とせがんでいるが、入江達也は聞く耳持たず。病院にはこれ以上いられないと、画廊に転職することになる。いつのまにか入江達也とはすっかりよりが戻ったようす。このおねえさんの頭の中もよくわからない。

そしてなぜか突然安永亜衣の画廊に現れる池田政典。兄と妹だということは知っているんだ、と打ち明けるところでおわり。


結局これまでの放送分、むりやり見てしまった。でも来週からはさくら心中の放送が再開されるはず。こまったなー。