真夏の薔薇 1-8話

「真夏の薔薇」、安永亜衣、池田成志小野寺昭ほか出演、東宝東海テレビ、1996

ついに「さくら心中」の放送は火曜日もキャンセル。電子番組表では水曜日もキャンセルのようす。とうぜんいいともも中止。前代未聞だ。まあ、戦争みたいなものだからしかたないか・・・。ということで、先々週からファミリー劇場で放送している、ドラマがこれ。中島丈博昼ドラ初執筆の元祖ドロドロドラマ。

これは本放送時、ほんのちょっとだけ見たことがあるが、超展開に仰天していた。当時はDVD/HDDレコーダーもなかったし、長らく放送されていなかったから半ばあきらめていたが、ファミ劇で放送してくれたのでとてもうれしい。

安永亜衣は病院の薬剤師。外科医の入江達也と婚約しているくせに、あまり結婚に気乗りがしないようす。ところが、ひょんなことで水天宮で偶然会った池田成志が、内科医で同じ病院に転勤してきて再会したとたんに完全に心が池田成志のほうにいってしまい、自分からガンガンアタックをかけてくっついてしまう。池田成志は昔結婚を約束していた恋人が死んでしまって心にキズがあったのだが、かんたんに安永亜衣の求愛になびいてしまう。安永亜衣は、入江達也とは婚約破棄。かわいい顔してえらいことをするおねえさんである。

一方、安永亜衣の母親、姿晴香は小料理屋の女将だが、昔付き合っていたことがある俳優の小野寺昭と偶然再会してまた関係をもってしまう。で、完全に小野寺昭に入れ込んでしまい、家に電話をかけまくったりして顰蹙を買うのだが、自分の娘がホレた相手が、じつは小野寺昭の実の息子だったとわかる。安永亜衣は、小野寺昭姿晴香の間の子どもなので、安永亜衣と池田成志は、異母兄弟だったということが暴露。

しかも自分の横恋慕のことしか考えていない姿晴香はこの複雑な関係を利用して小野寺昭に接近しようとして、事態はどんどんドロドロしてくるのでした・・・というのが8話くらいまでのおはなし。

このころの安永亜衣は、丸顔が可愛くて、スーパーよかった。「プロゴルファー祈子」のときはメイクが怖かったが、こちらは完全に清純イメージ(やってることはとんでもなくアグレッシブだが)。

このドラマ、続けてみたいのだが、一日50分で週5回放送。とても全部の放送にはついていけない。他の番組を消して、しばらくハードディスクに残す?それもすぐに破綻しそうな気がする。やっぱり途中からはあきらめて、DVDに落として消してしまうしかないのか。せめて週2話くらいの放送ペースなら見られるのに・・・。とほほである。