海賊戦隊ゴーカイジャー 1話

海賊戦隊ゴーカイジャー」1話 「宇宙海賊現る」

この前の日曜日からはじまったスーパー戦隊の新作シリーズ。シリーズ開始から35作目ということで、これまでの34作に登場した戦隊が再登場する設定になっている。

今回のシリーズのモチーフは「海賊」なので、戦隊メンバーも宇宙海賊、つまり宇宙人。まあぜんぜん行動は宇宙人っぽくはないが。もともとお宝探しが目的なので地球を守る理由も特別にあるわけではなく、敵の宇宙帝国ザンギャックが幼稚園児をたまたま襲っていたから、というようなもの。次回予告でも、その辺の事情について説明するような話になるらしい。

最初に、これまでの34作の戦隊ものの登場人物が全員出てきてザンギャックと戦う場面がある。ほぼ誰が誰やらわからないが、アカレンジャーの声は、オリジナルどおり、誠直也がやっているようだ。34戦隊のメンバーはいったんザンギャックを打ち破るが、その後伝説となってしまい、それをゴーカイジャーが受け継いで34戦隊に自由に変身できるという設定。カギみたいなものを携帯電話状の機械に差し込んで回すと、いろんな戦隊になっている。スーツさえあれば何でもなれるのでべんり。

ゴーカイジャーののりものは、海賊船みたいな宇宙船でこれが変形して巨大ロボになる。この海賊船もなかなかデザインいいなー。メンバーのコスチュームもちょっと映画に出てくる海賊っぽい感じ。なかなかかっこいい。顔はイケメンと美女がそろっていて、これもいい感じ。最近の戦隊はかっこいいね。

戦隊メンバーがスナックに集まってカレーを食べていたりするところは、「ゴレンジャー」へのオマージュ。敵のザンギャックは、あんまりよくわからないが宇宙船の大艦隊つき。特撮部分はCGのおかげでなかなかよくできてる。これくらいの映像が毎週流れるのだから、いまの子どもはぜいたくだ。

初回なので設定を紹介しただけみたいな感じだが、見ていてけっこう楽しいし、これまでの戦隊ファンがちょっとよろこぶような設定もいいと思う。EDの歌は、これまでの戦隊の名前をよみこんだ数え歌みたいで、うれしい。毎週見るのはちょっと時間がないが、ちょっと見てみる気にさせる作品。