桃太郎侍(1976) 1話

桃太郎侍」1話 「八百八町罷り通る」、東映日本テレビ、1976

東映チャンネルでえんえんとやっている桃太郎侍、あと1年足らずで終わりだなあと思っていたら、そっちが終わっていないのに、別の時間帯で1話から再放送をやりはじめた。どうなってるの、と思いつつ、とりあえず録画してみることに。

主題歌は三波春夫先生の例の歌(タイトルバックの映像は初期バージョン)、つばめは野川由美子、それから猿の伊之助に植木等植木等が出ていた回はほとんど見たことがないのでめずらしい。

なにしろ1話なので、桃太郎がつばめと知り合ったり、桃太郎がお化け長屋に住むことになるエピソードがある。つばめは最初から桃太郎に惚れていて、ほぼ女房気取りなのは最初からそうだったのか。桃太郎が大名の御曹司で、思うところあって浪々の身となる説明も入っている。

1話は、桃太郎が兄(高橋英樹、二役)が藩主を相続する跡目騒動にかかわって、兄をかげながらたすける話。最初に兄と対面するところでは、桃太郎は兄弟であることを知っているが、兄の方は知らない。見た目はまったく同じなのに、なぜ不審に思わない?殺陣の場面では「許さん・・・」の台詞も、「ひとーつ人の世の生き血をすすり・・・」の台詞もなし。「桃から産まれた桃太郎、鬼退治に参った」というだけである。悪者どもを切り倒した後、改めて兄弟の対面があるが、桃太郎は弟ではないと否定する(兄はすでにそうと気づいているようだが)ことになっている。

終わりの部分に三波春夫先生の歌うEDが入っていた。これは聞いたことがなかった。

なにしろこの桃太郎侍、全258話あるのだ。映画版や尾上菊之介版はぜんぜん知らないので、自分にとって桃太郎侍といえばこれなのだが、ほんとに258話見るかなあ。伝七捕物帳のようなことにはいかないと思うので全部録画するかどうか相当迷うが、とりあえず初期の話はとっておくことにする。