バトルホーク 26話

「バトルホーク」26話 「妖術師・白虎道士の最後」

毎週たのしみにしていたバトルホークもとうとうおしまい。今週は、「円盤戦争バンキッド」「流星人間ゾーン」「バトルホーク」と、三つも最終回が。ちょっとだけ悲しい。

まぬけな顔をした警官を襲撃している兇鬼兵。白虎道士が現れて、「遊んでいる場合ではない」と一喝。遊んでたのかよ。その後、いきなり楯三兄妹を襲うのだが、これが白虎道士の作戦で、小さなひょうたんを投げて、三兄妹のからだにくっつけている。このひょうたんが「命の水を吸い取るひょうたん」で、絶対取ることはできず、遠く離れた白虎道士のコップの中にどんどん「命の水」(どうみても血だが)が吸い取られ、24時間以内に命がなくなるというもの。

白虎道士が「吸い取ーれ、吸い取ーれ」とぶつぶつつぶやくと、目の前のコップに赤い液体がどんどんわき上がってくる。たまたまひょうたんが、ゴッドホークにくっついたユリカ以外の兄と弟は七転八倒で苦しんでいる。これは痛そうな感じ。

白虎道士の次の作戦は、三兄妹の母親の写真を持ってこさせ、これをネタに三兄妹をおびき出そうというモノ。母親から電報がきた(電報とはなつかしい)ので、一人だけ無事なユリカだけが待ち合わせの場所に母親に会いに出かける。

そこに現れる怪しい神父姿の男。これ、きくち英一なんですけど・・・。この格好になるとまぬけだな。ユリカをきくち英一が案内しようとするといきなり襲ってくる兇鬼兵。そこに母親登場。ついにご対面となったところで、きくち英一はいきなり兇鬼兵の姿になり、母親にナイフを突きつけて脅迫し、ユリカと母親を捕まえてしまう。

彰悟と大二郎の兄弟は、ゴッドホークの力でひょうたんを取り去り、車でかけつける。と思ったら、いきなりビッグカートが崖から落ちて炎上。最終回だからって、派手だなあ。しかしなぜバトルジープは壊さない?

かけつけた三兄弟に対して、白虎道士は母親に刃をつきつけて脅迫。母親はゴッドホークを捨ててくれるように哀願する。大二郎とユリカはゴッドホークを捨てるが、彰悟は、「おまえは母さんじゃない。正義のために戦ってきた母さんなら、ゴッドホークの光に顔を背けるはずがない」と一喝。三兄弟がゴッドホークを投げると、母親は、兇鬼兵の姿をあっさり現してしまうのでした。

後は白虎道士と三兄弟の決闘。最後くらい、ちゃんとバトルホークで戦うのかと思ったら、また仕込み杖を抜いてきて、最後は剣でめった斬り。こういうバトルは教育によくないね。

白虎道士は、ひとりでアジトに逃れてくるが、もはや臨終間際。「死を、死を賜りますように」とうめくと、黄金大帝陛下は「見事な覚悟だ。死を許す」とのお言葉。白虎道士が「黄金大帝陛下に栄光あれ」と叫ぶとアジトは崩れ落ち、山ごと大爆発。爆発シーンはちょっと安っぽいが、まあしょうがないか。

このシリーズは放送当時は東京12チャンネルなので、関西育ちの自分は見ていないのだが、裏番組が「一休さん」だったとのこと。それでこの出来じゃあ負けるよね。一年続いていたら、もっとたのしめたと思うとざんねんではある。

かなりマヌケなシリーズだが26回、たっぷりたのしめた。ありがとうバトルホーク!正義の闘士、バトルホーク!