江~姫たちの戦国~ 1話

「江~姫たちの戦国~」1話 「湖国の姫」、NHK、2011.1.9

土曜日の再放送でやっと見たけど、なんですか、こりゃ。

主人公の江は小谷落城の直前で産まれたということにされているので、人物紹介みたいなところで上野樹里がちらっと出てくるだけ。それはいいが、信長上洛から小谷落城までのストーリーがこの1回分。すべての話が光速で進んでいく。それも主人公が出てくる前の話だからしかたないが、やたらどのシーンにも市役の鈴木保奈美が出しゃばってきているのは何?もはや鈴木保奈美はたいして上手でもないし・・・、そもそも軍議みたいなところに、いきなり女が出てきてやたら口出しって、どうなんですか?

せりふも戦国時代の話なのに、妙に軽く、お花畑みたいなことを言ってるし。田渕久美子脚本という時点で、こういうこともあるかもと思っていたらやっぱりそうだった。音楽は「篤姫」コンビの吉俣良だが、テーマ曲はまあいいとして、途中のロックみたいな劇伴はキライ。

何か全体的な印象として、「篤姫」と「天地人」の悪いとこ取りをしているような感じがするのは気のせいか?上野樹里が「のだめ」そのまんまみたいな感じで出てきたのも不吉だが、この脚本では、早々に挫折するかもしれない。なんかもう歴史モノで愛だのホームドラマだのと言ったことをやるのはやめにしてほしいのだが・・・。

まあ二回目は見ます。それを見て、その後も見るかどうかを決めよう。「天地人」のことは・・・もう思い出したくない。