イナズマンF 1話、2話、3話

イナズマンF」、1話「恐怖のガイゼル総統と謎のデスパー軍団!」、2話「戦慄のサファリ! 海中大作戦!!」、3話「水爆500発!! 地底大戦争!」、NET、東映、1974

HDDレコーダーに入れたままほっておいた「イナズマンF」。とりあえずちょっとでも暇のできた年末年始にできるだけ見ておかなくては、ということで見た。

設定は敵がファントム軍団からデスパー軍団に代わり、相棒が丸目豪作から、インターポールの秘密捜査官、荒井誠に代わった。まあそのくらい。基本的に渡五郎=伴直弥が、サナギマン、イナズマンに二段変身して戦う話は同じ。

1話は、謎の男荒井誠が現れて、敵のデスパー軍団が紹介されるくらい。しかし秘密捜査官の割にはやたら目立つテンガロンハットとかかぶっていていいのか?デスパー軍団の大幹部、ウデスパー様はやたらいばっているなあ。大幹部なんだからあたりまえか。

2話は、イナズマンの変な自動車、ライジンゴーが海底で敵のノコギリデスパーの潜水艦と戦う話。しかし、ぜんぜん海中の雰囲気でてないなー。海中では平気で花火みたいに火を噴いているし・・・。まああんまりメカ部分にお金を使った作品じゃないしね。

3話は、またまたライジンゴーが敵のバーナーデスパーの地底戦車となぜか空中戦をしている。地底戦車って、ただの戦車の砲塔部分にドリルがついてるだけやん。それになぜか、後ろに火を噴き出して空を飛んでるし・・・。翼もなにもない戦車が空を飛んでるところは、ウルトラマンの「無限へのパスポート」の回みたい。このへんな空中戦もなかなか笑えてよい。

新人類帝国のファントム軍団に比べると、なんか怖さが減少しているような気がする。その分ライジンゴーのメカ描写とか、そっちのほうに力点がおかれているような。あと、デスパー軍団のガイゼル総統(安藤三男)はなかなかカッコイイ。隻眼で黒マント、ぜんぜん笑わないところもステキ。

デスパー軍団の怪人のみなさんは、ちょっと無骨なデザインだが、これもなかなかに味があってよい。前作「イナズマン」同様、けっこう楽しいので全話見るかな。