変身忍者 嵐 3話、4話

「変身忍者 嵐」3話 「呪いの妖気! オニビマムシ!!」 4話 「怪人! 卍カマイタチ!!」

「変身忍者 嵐」は、なかなかにおもしろい。何より、OPの主題歌がかっこよく、これが聞きたいためについつい見てしまうのである。話も、Aパート、Bパートとも、変身場面があるし、ちょっとナレーション多すぎ!とは思うけどていねいに作っている。ウルトラマンAは、途中からわけのわからないことになっていったので、最初にこっちを見ていたら、1年間こちらを見続けていたかもしれない。「ハヤテはその刀のつばに特殊な震動を受けると、脳神経が異常活動を始め、体の細胞配列を変えることにより変身し、変身忍者嵐となるのだ」とか、これだけだったらともかく、必殺技の秘剣影写しとか、話の最初と最後とか、うるさいくらいのナレーションも、聞いているとだんだん気持ちよくなってくる。中江真司はえらいなあ。

3話は、タイトル通り蝮の化身なのだが、斬っても斬っても「それは抜け殻よ」といって、また出てくるというなんだかよくわからない怪人。北条氏直ののろいだとか言って、小田原城の殿様を脅している。ハヤテは血車党に正道に立ち返るように説得したり(本郷猛がショッカーを説得しようとしたりするかなあ)、一応ハヤテはもと血車党なので悪の組織でも愛着があるらしい。それにしても、嵐の中の人は刀をもったまま転がったり、なかなか健闘してる。

4話は「カマイタチ」って何だと思ったら、「イタチ」である。語呂合わせかい。せっかくハヤテを捕まえたのに、すぐ殺さないで穴に放り込んでおく(しかも刀は持たせたまま)というまぬけぶりで、あっさり変身されてしまう。馬上での斬り合い(血車党のみなさんもちゃんと馬にのってる!)とか、見せ場はけっこうあるね。滝での斬り合いもかっこいい。

「赤影」も好きだったが、「嵐」の怪奇路線も大人になってくるとたのしい。毎週たのしみ。