ジャンボーグA 50話

ジャンボーグA」50話 「トウキョウ最後の日」

1年近く続いていたジャンボーグAもこれで最終回。まあ、途中はけっこう見ないで飛ばしていたりしたけど、終わるとなるとちょっとさびしいか。

東京だけがいきなり月夜から真昼のように明るくなり、冬なのに気温も夏のように暑くなる。これもデモンゴーネ様の悪だくみ。月に巨大な投光器みたいなものがしかけられているのだ。しかし地球も月も自転しているのに、月から地球の一点に向けて光を当て続けるなんて、どうやってできるの?まあ細かいことはいいっこなしである。

月へ向かったPAT隊の戦闘機はデモンゴーネ様にあっさりやられる。あれ?PAT隊の飛行機って、宇宙に飛べたのか。しかもPAT隊を追いかけて月に飛んだジャンボーグAもデモンゴーネ様の反射鏡の光を浴びてほとんど死にかけである。

ナオキは、もともと飛べないジャンボーグ9をPATの観測ロケットに乗せて、月へ行くことを決心。しかしロケットは片道飛行で一度行ったら帰ってこられない。兄の仇をとるためにデモンゴーネと差し違える気である。観測ロケットの係員を殴り倒して、ロケットを奪い、月に飛ぶナオキ。乱暴だなあ。しかも観測ロケット、なぜか垂直にではなくて水平に飛んでいる。それじゃ月にはいけないよ。

月面でのデモンゴーネ様との決闘では、投光器の光をまともに喰らって死にそうになるが、投光器は必殺技で破壊。怒り狂ったデモンゴーネ様は、投光器の破片で体をずぶりと突き刺されて殺されてしまう。死体からは緑の液体がドロドロ流れ出してデモンゴーネ様は溶けていく。ヒーローのくせに凶悪なファイトをするなあ。

地球には帰れなくなって「月のさばく」を歌っているナオキのところに、PAT隊の戦闘機が助けにやってきた。たまにはPATも役に立つじゃないの。最後はみんなでもちつきをしている。月にはグロース星人のみなさんの墓標がたち、「必ず復讐してやる!」というわめき声が聞こえたところで話はおしまい。続編を作る気まんまんの終わり方だが、子供心に後味はよくないと思う。

チャンネルNECOのこの放送枠は来週から「猿の軍団」。これは比較的最近、再放送を見ているがちょっとたのしみ。