ブラタモリ 二子玉川

ブラタモリ」 「二子玉川」、2010.11.4

これは去年の10月に放送された回の再放送。しかしこの回は見ていなかったのでちょうどよかった。

二子玉川はすっかり高級住宅地みたいになっているらしい。まあ便利なところだから・・・。タモリはショッピングセンター(高島屋)にはまったく興味がなさそう。案内役は、このショッピングセンターの開発に携わったデベロッパーの人。

昔の写真(昭和38年)をもってきているが、田んぼと小さな家や店しかない。ショッピングセンターができたのは昭和44年とのこと。映像があるが、すごい人だかり。この時でもまわりは小さい家しかない。

そこでクイズ。ショッピングセンターで昭和44年に集客のために売り出したものはなんでしょう。値段は400万円。当時の月給は5万円くらいだったという。答えは競走馬。10頭売れたのだそうだ。ドライブインシアターとか、アーチェリー場とか、いろいろ作って客を呼ぼうとしていたらしい。

次のクイズ。収録している事務所もかつては集客施設だったが、それはなんでしょう。床にあるコンセントでタモリは、「ボウリング」と一発であてた。さすが。床をひっぺがすと、ボウリングのボールが戻ってくるためのレールがちゃんと残っている。そういえば昔は日本中ボウリングブームだったねぇ。「美しきチャレンジャー」とか、なつかしい。

次は多摩川河川敷。ここでは鉄道マニアの向谷実が出てきた。もともと二子玉川の出身らしい。驚くことに多摩川河川敷で軽飛行機が滑走している写真が。駅の側には、多摩川沿いにマンションが並んでいるが、その向こうに土手がある。昔の料亭街を避けるように堤防を作ったなごりらしい。その料亭の中で残っている一軒というのが紹介され、女将さんがお茶菓子を出している。創業は天保二年とかすごいことを言っている。

向谷実が出てきたので当然電車の話。玉電が走っていたころの写真が出てくる。廃線になったのが昭和44年だそうだ。田園都市線の片側にひっそりとコンクリートの鉄道柵が残っている。さらに玉電砧線の停留所跡にはそれを示すブロックがはめ込まれていて、今でも停留所がわかるようになっている。昔の線路跡は今でも道路になってそのまま残っているのだ。

それから昔の玉電に詳しいというそば屋さんが出てくる。駐車場にはパンタグラフ、店内には本物の玉電の運転台やら電車グッズがおかれている。タモリは運転台に座ってレバーをいじって楽しそう。店主のおじさんは「いいとも」のポーズをとって、「これNHKですから」と注意されていた。

次に二子玉川を見下ろす高台にあるお寺。行善寺。永禄年間に建てられたそうだ。寺の建物はすっかり新しくなっていて、見たところお金持ちっぽいお寺。このお寺から西方向には高い建物がほとんどないので、冬には富士山はもちろん南アルプスも見えると言っていた。ここは昔、将軍が鷹狩り、鮎狩りに出たときの休憩所だったそうだ。

ということで二子玉川編はおわり。自分的には、「二子玉川と言えば、二子玉川園でしょ!」と思っていたので遊園地の転変を紹介してくれなかったのがざんねん。わたしは、二子玉川園が閉園になる年に遊びに行った記憶がある。ヒーローショー(ウルトラセブンが出てきたような記憶が)をやっていたのと、ジェットコースターが動いていなかったこと、ヘリウム風船の自動販売機があったことがなつかしい。写真が残っているといいのになあ。