iPadでつかむビジネスチャンス

板橋悟『iPadでつかむビジネスチャンス ピクト図解ですっきり見える!』、朝日新書、2010

iPadを使ってなにができるかを、主に「供給側」の事情から見た本。内容は、「iPadでこれからどんなコンテンツが出てくる可能性があるのか」について。

iPadは欲しいのだが、待っていれば他社の同様の端末がどんどん出てくるのでそれから考えればいいか、と思っていたこと、保有コストがけっこう高いこと(3Gバージョンだと、携帯電話と同じ課金がされるので、最上位モデルで月に6000円かかる。2年間で14万円ということになり、そう考えるとけっこうなお値段)で、ちょっとためらっていた。

しかしこの本を読むと、身銭を切って買うことでわかることもある、というふうにちょっと考えが変わってきた。まあ、わたしは家にもオフィスにもPCあるし、持ち運べるミニノート(といってもちょっと重いが)も持っているので、この上iPad買ってもどこで使うの?と思っていたが、iPadを買ってしまえば、むしろPCはおいといてiPadを使うようになっていくかもしれない。どうでPCは、メールのやりとりと文章を書くのとウェブブラウザに使うのがほとんどなので、それなら文章を書く以外はiPadでやるようにできるだろう。それもいいかな?

著者が考えているiPadの可能性が開けている分野は、カーナビの代替、ビデオコンテンツの視聴、電子書籍、教育。カーナビ、DVDレコーダ、PCは持っているが、これらが1台で見られるのはうまくいけばかなり便利そう。思い切って買っちゃうかなあ。かなり買う方向に考えが傾いてきた。