ジャンケンケンちゃん 1話

「ジャンケンケンちゃん」 1話「春風よ!ありがとう」、宮脇康之、前田昌明、岸久美子ほか出演、TBS、1969

ホームドラマチャンネルで始まったこの番組、まったく見たことがなかった。もともと「ケンちゃん」シリーズって、大人気でシリーズも長く続いたわりに、再放送の機会が少なかったように思うのだが気のせい?ケンちゃんシリーズは1976年まで続いていたそうなので、見ていてもおかしくはないが、何本かは見ていても、シリーズを続きで見たことがないので印象が薄いのだ。

このシリーズは、「チャコねえちゃん」「チャコとケンちゃん」からのスピンオフで、ケンちゃんが主役になったシリーズの第1作。ケンちゃんのいとこは、「コメットさん」(九重祐三子版)の弟役、河島明人である。なつかしーわー。

ケンちゃんの家族は、名前だけ見ても思い出せないのだが、お母さん役の岸久美子は見るとなんとなく記憶がある。けっこうきれいな女優さん。ケンちゃんの家は運送屋なので、親のどっちかは家にいる。ケンちゃんシリーズはいつも家が自営という設定で、サラリーマンということはなかったと思う。

1話はケンちゃんが、キャラクター入りのシャツをもらったのに、「ありがとう」とどうしても言えない、という他愛もない話。しかしこれがちゃんとお話として見られるのは、ケンちゃんがめちゃめちゃ可愛いということと、ケンちゃんの年齢だろうと思う。この時に8歳か。まあ、今だとたとえ8歳の子どもが主役でも、素朴な話はなかなか成り立たないような気がするけど・・・。

放送の後に宮脇康之(現、宮脇健)ご本人と監督、共演者の桂菊丸の鼎談があった。ケンちゃんもいろいろあったとはいえ、50近いのだからもう恰幅のいいおじさんである。しかも、この部分、事前に放送があることを知らなかったので録画しそこねた。しっぱい・・・。