イナズマン 1話

イナズマン」、1話「恐怖の新人類バンバの挑戦!!」、1973

またまた東映チャンネルではじまってしまった新シリーズ。これは一度も見たことがないので非常に期待感大である。

主人公、「渡五郎」、キカイダーのジローである。ちょうど同じ局で「キカイダー」「キカイダー01」もやっていたので、なんだかなあ。

そして敵は「新人類バンバ」。新人類って、後で全然違う意味でふつうに使われていた言葉なので、なんとも違和感が…。まあ、ショッカーと同じで所詮怪人どもの悪の組織。

こっち側の組織は、変なヘルメットをかぶった「少年同盟」。「少年仮面ライダー隊」みたいなもの?親玉はなぜか室田日出男で「キャプテンサラー」を名乗り、こいつも変なヘルメットをかぶっている。別にアラブ人とは関係ないようだ。渡五郎はこれまた変な検査機械にかけられ、「君ほどのすごいミュータントはいない、ぜひ新人類と戦ってくれ」と言われ、あっさり納得。いきなり機械の中で改造されている。もうちょっとその、葛藤とかないのか?本郷猛だって、改造人間としての立場にけっこう悩んでいたと思うが…。

そして、「ゴーリキショーライ!」の掛け声でサナギマンに。敵のイツツバンバラは、「おのれサナギマン!死ね!」といきなり名前を呼んでいる。いつから知ってたのか?そして、すぐに「チョーリキショーライ!」でイナズマンに変身。サナギマンは爆発すると中からイナズマンが出てくるのである。だいじょうぶなの?それに、イツツバンバラは、「何者!?」と驚いている。あなたさっき、サナギマンのことを知ってたでしょ。おかしいじゃん。

イツツバンバラとイナズマンの決闘では、イツツバンバラがいろいろやると、ビルが燃え上がったり地割れが起こったり、もうたいへん。この辺のミニチュア特撮はちょっとちゃっちいが、まあいいでしょ。高層ビルの工事現場みたいなところでロケをやっているが、これは新宿?なんとなくいまのようになる前の昔の西新宿が見られてなつかしい。

最後はスーパーマシンのライジンゴーが出てきて、「キャプテンサラーからのプレゼントよ」と、キーを渡される。ちょっとうらやましいなあ。しかしこの車、バロム・1のマッハロッドより目立つなあ・・・、悪い意味で。

歌は渡辺宙明作曲で、OPが子門真人、EDが水木一郎という豪華なもの。もちろんかっこいい。とりあえずしばらく見るかなあ。