ウルトラマン80 1話

ウルトラマン80」 1話「ウルトラマン先生」

2週前の日曜日からはじまったウルトラマン80。話には聞いていたが、見たのははじめて。ウルトラシリーズの末期がどうなっていたのかを見るのもたのしみ。

実はウルトラマン80でいつもは中学校の理科教師の矢的猛は長谷川初範。このころの学園ものドラマの定番のウザイ先生キャラ。あまりにもウザイので脱力。いくら武田鉄矢やら水谷豊が当てたからって、単にマネすればいいというものでは…。

中学校の校長は坊屋三郎で、教頭は和田幾子。「伝七捕物帳」以来でおなつかしい。矢的にガミガミとかみつくイヤミな中年女教師キャラ。それでも出演時は37歳。実年齢よりちょっと老けて見えるが、メガネのせいもあるし、まあこんなものか。体育教師役で、浅野真弓が出ているがこの人もなつかしい。女優としての活動歴が短い人だったが、激しいアクションができるきれいな人だった。この番組でもぴょんぴょん飛んでいるが、本人がやってるのか、スタントを使っているのか、ちょっと見ただけではよくわからない。

防衛チームのUGMは、これまでのシリーズとは違って基地がちゃんと地上の航空基地になってる!滑走路の脇には防衛軍の戦闘機らしき飛行機が並べられ、いかにも基地らしい感じ。UGMの戦闘機もちゃんと格納庫から引き出され、滑走路から飛んでいく。これは新鮮。しかし離陸時に明らかに滑走路を横切って上昇していくのは変だが…。

UGMの戦闘機は単座のものと複座の大型機の2種類。複座型はずんぐりしていてちょっとブサイク。そして怪獣にあっさりはたき落されて乗員は脱出。このへんはZATのダメダメな流れをくんでいるのかも。チームのメンバーは、隊長の中山仁以下、3人の部下しかいない。女性隊員は石田えり。このころはデビュー直後?初々しい感じ。ここに話の最後で矢的が加わって、総勢5人になる。あとの2人は知らない人。

80と怪獣の格闘シーンだが、これは非常によくできている。ビルの壊れ方がいい。このへんは特撮技術の蓄積と進歩を感じさせるところ。あとは肝心のドラマ部分がなんとかならないものかと思うが。