国宝 土偶展

「国宝 土偶展」、東京国立博物館

これは先週の日曜日、2月21日に行ってきた。土偶なんて、どうせすいてるでしょ?と思っていたら、いきなり20分待ちと言われた・・・。実はこの日が展覧会の最終日だったのだ。テレビでも特集番組を組んでいたし、さすがに最終日は混むのか・・・。

大英博物館での展覧会の凱旋記念で、国宝3点ほか名品多数・・・ということなのだが、基本的には考古遺物の展覧会なので、国宝といっても考古的価値で決まっているのだと思う。「中空土偶」というのは北海道で唯一国宝指定されているものらしいのだが、模様が緻密だなーということくらいしか思い浮かばない。「縄文のビーナス」と称される、腹と尻が突き出した、妊娠中の女性を象った土偶は、昔の人のわかりやすい発想がよくわかっておもしろいが。

土偶といえば誰でも思い出す、大きな水中メガネをかけたような目の大きな土偶は、縄文時代も終わり頃のもので青森県から出土したものだそうな。

見てわかりやすい、というのではないものもいろいろあるので、説明が必要な展覧会。いつも音声ガイドは借りないのだが、これについては借りておけばよかったと後悔した。ギャラリートークのある日ならもっとよかったのだろうが・・・。

展覧会の規模が小さかった(本館の一部を使っているだけ)ので、その分、本館の通常展示をゆっくり見て回れた。東博はやっぱり平常展の展示物のレベルが高い・・・。

帰りに上野公園の真ん中(動物園の前の広場)で、佐賀県産の陶器市が立っていて、すごい人だかりがしていたので思わず寄ってしまった。こういうところに行くと、当座必要かどうかにかかわらず、だいたい何か買ってしまうのだ。ちょっとデザインが気に入ったコーヒーカップを2つゲット。これが持ちやすく、けっこう量も入るので愛用している。1個1800円くらいの安いカップで、いい買い物でした。