人造人間キカイダー 1話、2話

人造人間キカイダー」、1話「恐怖のグレイサイキングは地獄の使者」、2話「怪奇グリーンマンティスは殺人鬼」、伴大介、水の江じゅんほか出演、北村秀敏監督(1話)、畠山豊彦監督(2話)、NET、東映、1972

これはまったくの初見。19日火曜日から東映チャンネルで放送がはじまった。非常にラッキー。

1話、グレイサイキングって何?と思ったら、サイですか・・・。造型はよくできているがあまりコワくないなあ。ジローは、ダムの上に赤いギターを抱えていきなり現れるへんな人である。そして変身シーンなしで、急にキカイダー出現。変身場面はないの?と思ったら、後半に二度目の変身をする場面ではちゃんとポーズをとっていた。

ダークに捕まっている光明寺博士の部屋の下には、階段でつながった秘密の小部屋が。こんなものをつくっているのになぜバレない?ジローは、いつの間にかこの小部屋に戻っていて、光明寺博士に最後の仕上げをしてもらう直前、ダークに踏み込まれて光明寺が行方不明に。

ジローは光明寺の娘のミツ子(水の江じゅん)とダーク基地を逃れ、ついでにグレイサイキングを倒す。倒すときに使う技は、チョップ、投げ、ジ・エンドと三段構えでなかなか豪華。ダークのロボットは爆発すると部品が残っているのね。

ミツ子は、特撮ヒロインの中でもかなり可愛い。ダークの戦闘員はカラーリングが安いし、武器がなぎなたってどういうこと?と思うが、これはこれでありか。キカイダーの乗るサイドカー付きのバイクは変身前と後で架装が違うが、両方ともいいデザイン。黄色をメインにしたのが効いている。膝で支える乗り方もかっこいい。プロフェッサー・ギルは、教授と言うよりは妖術使いみたいな感じの格好だが、この気持ち悪さもなかなかありでしょう。悪魔笛のエピソードも最初からちゃんと出てくる。

そしてポイント高いのはやはり音楽。本編を見たことがないわたしでも歌は知っているくらいだから、やはり名曲。渡辺宙明の傑作である。秀夕木の声もよい。

2話、探偵服部半平が登場。まぬけっぽいけど、いい味だしてる。怪人のグリーンマンティスは、名前の通りカマキリだが、かなり気持ち悪い。まあ怪人の造形としてはいいでしょう。ヘリコプターも調達していて、お金がかかってるなー。

この回には、挿入歌として、バイクの歌が入っている。これも非常にかっこいい。

怪人の造型は仮面ライダーっぽいが、話のテイストは微妙に違っていて、これはこれで楽しめる。来週からの放送にも期待。