ジャンボーグA 1話

ジャンボーグA」1話 「エメラルド星からの贈り物」、1973

前に放送を見たときはチャンネルNECOだったか、ホームドラマチャンネルだったか、忘れてしまったが、今回はチャンネルNECOでの放送。「ミラーマン」の後番組。ミラーマンは後半、ほとんど見なくなっていたのでちょうどよかった。

この番組、時期的には「ウルトラマンタロウ」「ファイヤーマン」とかぶっているというのは今回はじめて知った。安いつくりもなんとなく納得。「ウルトラマンタロウ」は、低年齢の子供向きとはいえ、それなりにつくってあるが、こちらはいかにも安い。

まず肝心のヒーロー、ジャンボーグAのデザインがちょっと・・・。なんとなくジェットジャガーを思い起こさせる感じ。敵のアンチゴーネはさらに安いデザイン。こちらは帰ってきたウルトラマンの後半に出てきた安い着ぐるみをほうふつとさせる。それに怪獣。キングジャイグラス?まあ元がとかげだし、しょうがないか。さらに、この番組に続けてやっているファイヤーマンで、この怪獣の着ぐるみが使い回されている。かなりトホホ。主人公、立花ナオキにジャンボーグAをくれるエメラルド星人は、ウルトラ一族のなれの果てという感じ。デザインのセンスはなんだかなあ。

防衛チームの基地や戦闘機のデザインもどうもイケてない。ウルトラマンタロウはタイトルバックになっている防衛チームの基地がとてもかっこよかったのだが(戦闘機のデザインはいまいち)、こちらは明らかにしょぼい。

何より、主人公の立花ナオキがちょっとこどもっぽいというか、バカっぽい。まあ話が進むにつれて、おいおいエピソードが出てきて人物像がはっきりすると思うのだが・・・。

ストーリーは突っ込みどころ満載だが、自分としてはこれはこれでアリ。いい年をして見るヒーローものとしては、突っ込む余地が多い方がたのしいのでそれでいいのである。巨大掲示板で実況しながら見るにもグッド。