戦国ロック はぐれ牙 8話

「戦国ロック はぐれ牙」8話 「昼下がりに影武者を消せ」

鷹狩りに出かけた領主の一柳和正(モロボシ・ダンこと森次晃嗣)を狙う暗殺隊。しかし領主の鉄砲のおかげで全滅。とにかく残酷きわまる領主様である。

一柳とそっくりな影武者の神谷右近(森次の二役)と一柳の配下の山岸は、冴に一柳の暗殺を依頼。神谷を一柳にすり替えて、領地ごと乗っ取ろうという計画。冴は依頼を断るが、代わりに兵衛が依頼を受ける。で、一柳を襲うが待ち伏せされてあっさり捕らえられてしまう。そして依頼人の神谷本人が、女を連れていきなり出奔。

兵衛は冴に助け出されるが、逃げた神谷は「影武者暮らしが嫌になったので逃げたい」と泣きを入れてくる。ぜんぜんカネにならないこの神谷を助け出すことにする冴。そこに兵衛と、かかっている懸賞金目当ての左門が加わって、一柳に罠をかけることにする。

一柳は左門に連れられてきた冴と兵衛を捕らえるが、冴に色気を出したところを、現れた神谷に斬られてしまう。ところが山岸が裏切って、冴、左門、兵衛を消しにかかる。もちろん山岸も返り討ちで斬られ、神谷はひとり、領地を去っていく。

このドラマでは一作しかない池田一朗脚本の回。確かに次々とどんでん返しがあってよく練られた話。冴、左門、兵衛が同じ側で行動するのもめずらしいパターン。コメディの要素も入っている。ただ、工夫がすぎて話がちょっとわかりにくいか。まあ、2話の次くらいによくできている。