ベルリンフィル ジルベスター・コンサート2006

R.シュトラウスドン・ファン」、モーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」、R.シュトラウス歌劇「ばらの騎士」から三重唱とフィナーレ、内田光子(ピアノ)、カミラ・ニュルンド(ソプラノ)、ラウラ・アイキン(ソプラノ)、マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)、デール・デュジング(バリトン)、サイモン・ラトル指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団、2006.12.31

2006年のベルリンフィルのジルベスター・コンサート。NHKBSでやってた(去年見損ねた)ので見てしまった。NHKはなんでもやってくれるので便利だなあ。新しい映像を毎週毎週ばんばんやってくれるのである。

内田光子のピアノはいい感じに流れていて、よい演奏。R.シュトラウスが二つも入るのは、ラトルの好みなのか?そういえばこの前のドキュメンタリー映画でも「英雄の生涯」が入っていたし。じつは自分は「ばらの騎士」を全曲聴いたことがない。だが、この演奏はよかった。当然演奏会形式だが、最初のところで、ラトルも交えて小芝居がちょっと入って笑いをとり、それから演奏。テレビでの上演は、それぞれの歌手がどの歌詞を歌っているかがわかるようになっているのでべんりべんり。公演の液晶の字幕だと重唱のところはよくわからなかったりするので。

歌手はみな上手いが、侯爵夫人役のカミラ・ニュルンドが特によい。声がいいし、表情のつけ方がいい。そして何より美人である。言っちゃ何だが、ゾフィー役のラウラ・アイキンよりキレイだ。まあこのくらいキレイじゃないと年下のツバメは誑かせないかもしれない。これはいつかちゃんと舞台で見たいなあ。その前にNHKかクラシカ・ジャパンでビデオをかけてくれるとよいのだが・・・。

アンコールはヨハン・シュトラウスの「ハンガリー万歳」とドボルザークの「スラブ舞曲第8番」。みんな盛り上がっていていいな。死ぬまでに一度は生を聴きに行きたいけど。