サイモン・ラトル指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

ブラームス交響曲第3番」「交響曲第4番」/サイモン・ラトル指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団岡山シンフォニーホール、2008.12.1

ベルリンフィル2008日本公演の最終日は岡山。前日に大阪、ザ・シンフォニーホールで、ブラームス交響曲1番と2番のプログラムがあったのだが、そちらは時間の都合で断念。まあお金の都合もあるんだけれど・・・。

ラトル/ベルリンフィルの生演奏を聴くのははじめて。ブラ3は、まあわりと普通の演奏という感じ。しかしブラ4のほうはよかった。特に第4楽章の緊密さがすばらしい。曲の作り方は、あまり派手でない、堅実な構成という感じ。しかし、アンサンブルが完璧だし、細かいところにきちんと注意を払って入念に仕上げている。いくつかのところで、わざと弱音で演奏していて、そこはちょっと不可解だったけど。まあそれにしても、ベルリンフィルの実力を見せつけられた感じ。次は再来年か、3年後かわからないけど、また行けるといいな。あと、ラトルは、ベルリンフィルと、なんでベートーヴェンブラームス交響曲を全曲録音してくれないのか。かりにもベルリンフィルなんだし、契約も延長されたんだから、このあたりで王道の演奏を出してほしい。ライブでこれだけ出来てるんだから、何の問題もないでしょ。