伝七捕物帳 女心の情けが仇

伝七捕物帳」150話 「女心の情けが仇」

客演は、本阿弥周子/石田英二/小野川公三郎。金座から刻印なしの小判が奪われ、奉行所総出で探索することに。おしの(本阿弥周子)は夫の弥助(石田英二)が殺しの現場を見てしまい、それを番屋に届けるが、同心と岡っ引きが実は悪者で、弥助は逆に偽金づくりの一味にされてしまう。その話を藤助が聞き込んで、伝七へ。伝七は弥助を放免させ、話を聞き出そうとするが、お上を信じない弥助は伝七にも何も話さない。しかも、弥助にふたたび疑いがかかり、逃げ出した弥助は、偽金づくりの一味に口封じで殺されてしまう。

途中で主役のダンナが殺されてびっくり。今回六さんが出演せず、いつもなら六さんの役回りになるはずのところは藤助が代行。まあまあよく出来ている回である。

脚本大川久男。日活で小林旭主演の映画脚本を何本か書いていた人。監督斉藤武市。