三国演義 兵渡瀘水

三国演義」第65集 「兵渡瀘水」

ここから第5部「南征北戦」。なんで「南征北伐」ではないのか?しかも劇中ではちゃんと「北伐」といっているのに。まあいいや。

この回から劉禅の役者がまた代わった。まんまる頭のアホ面である。でも個人的にはこの役者がいちばん劉禅っぽい感じで、気に入っている。趙雲魏延馬謖らはいつからこの役者がやっているのか、よくわからなくなってきた。馬謖は前回出ているのだが、これもなんとなく前とは違うような気がする。

見張りの南蛮兵はなぜかニシキヘビを首に巻き付けている。しかも半裸。諸葛亮もいつもの綸巾をつけていない場面があり、なんだか変な感じ。蛮王孟獲は、鳥の羽をさした頭飾りをつけていて、インディアンの酋長みたいである。こういうところもちゃんと考証されているのだろうか。蛮族の兵卒は、基本的に髪を結わず、冠をつけず、服は布一枚、スカートをはいていて、ひざから下はむきだし。蛮族の砦のセットはけっこうよくできていて、岩場でのロケも雰囲気出ている。蛮族の城もほんとに鍾乳洞の中にあって、たしかに「洞主」である。奇岩奇石も見物。蜀軍敗北の祈祷も気持ち悪くて、よし。

蜀軍が瀘水を渡り、孟獲を三度捕まえて放すところで話はおしまい。