三国演義 安居平五路

三国演義」第64集 「安居平五路」

夷陵大敗のショックで劉備白帝城に引きこもり、病気で寝込んでしまう。で、訪ねてきた諸葛亮と子供らのうち、諸葛亮だけを残して遺言。太子が助けられるものなら助け、さもなくば君が成都の主となれ、と。諸葛亮は、鞠躬尽力、死しても忠節を尽くすと誓うのだった。しかし趙雲も役者が代わると全然雰囲気違うなあ。老けメイクでなんとかならないものなのか。さすがにドラマの当初から出ている劉備の死なので、これまでの名場面が短く編集されて流れる。

劉備の死を聞いた魏では、司馬懿の献策で五路から五十万の兵を起こして蜀を攻めることに。あわてた劉禅諸葛亮の丞相府を訪ねるが、すでに四路に計を施してあると説明され安心して帰って行く。残る呉への使者には鄧芝が立つ。

鄧芝の芝居がかった弁舌で孫権はあっさりと態度をひるがえす。呉からは張温が返礼の使者に立つ。張温は知識を誇って、蜀の士を問答でへこませようとするが、逆に秦?採にへこまされてしまう。夷陵の戦いの後でさえ、呉は道化扱いでかわいそう。

諸葛亮が張温を送る場面では、ふつうの茶碗で酒を飲んでいる。こういう茶碗の使い方も昔からあったわけね。最後は諸葛亮が南征を決意するところで終わり。この回で第三部「三足鼎立」もおしまい。劉、関、張の三兄弟と曹操は退場。あとは諸葛亮の活躍だけである。