伝七捕物帳 証拠の品は鬢の中

伝七捕物帳」125話 「証拠(あかし)の品は鬢(びん)の中」

客演は、山形 勲/太田博之/中村公三郎。川から土左衛門が上がり、赤っ鼻がそれを見つけて口の中に入っていた根付けを発見する。しかし横暴な同心がやってきて、水死体の管理をとりあげ、根付も奪い取る。ところが、同心は殺され、赤っ鼻は酔ったあげく十手を取られて、殺された同心の手がその十手を握っていた。

謎解きメインの話だが、話はよく練られていて、たのしめる。メインゲストの山形 勲が30分を過ぎるまで出てこないのには驚いた。しかし山形 勲と太田博之の悪者親子、目撃者から、同心、水死人の親、上席与力、なんでも買収する大金持ち。刺客を雇って伝七を襲わせるわ、新吉は誘拐するわ、まさに大悪党である。

脚本は池田一朗。この人が二回連続執筆するのは初めてか。監督山田達雄