伝七捕物帳 花の蕾の十八娘

伝七捕物帳」124話 「花の蕾の十八娘」

客演は、永野裕紀子/石山律雄/奥野 匡。お針子のお花こと永野裕紀子は、働かない父親と暮らすために働いているが、仕事のしくじりをネタに旦那に手込めにされそうになる。そこをはさみで旦那を刺して殺してしまい、いっそ死のうと逃げ出すことに。しかし、蘭方の医者が調べたところ死因は卒中で、刺し殺されたのではないということになり、皆でお花を探すことになる。

いつものベタな人情話かと思っていたら、話のヤマがちゃんとつくってあって、けっこう楽しめた。江戸を動くときに通らなければならない木戸という設定をよく使っている。お花役の永野裕紀子、顔はそんなに可愛くないが、芝居の上手な女優さんである。このシリーズではめずらしく、手込めにされかかったり、「ここでわたしをお嫁さんにしてっ」という少し過激な台詞もある。

調べてみるとこの人は70年代のテレビドラマでは常連だったらしい。しかも女優引退後、演出家で社会運動家になっているそうな。詳細はリンク先のコメント欄を参照。
http://blogs.yahoo.co.jp/nsrpp579/3937342.html#3937342

脚本は、と思ったら、これが池田一朗だった・・・。なんでも書けるなあ。監督戸田康貴。