課外授業

「課外授業」、キャロル・ベイカー、ロッサリーノ・チェラマーレほか出演、ヴィットリオ・デ・システィ監督、イタリア、1975

むかしむかしに見たことがあったような気がするのだが、いま見てみてるとストーリーをまったく覚えていないことからすると、他の映画と間違えていたのかもしれない。このころは「年上の女が子供を誘惑」パターンの話がけっこう多かった。イタリア映画で登場人物の名前もイタリア風だが、台詞は英語。ところどころイタリア語が出てくるところからすると、吹き替えではなくもともと英語だったのか?

キャロル・ベイカーは音楽学校の先生だが、部屋でオナニーしていたところを生徒に写真に撮られ、それをネタに脅されて、授業のときにいろいろとエロい格好をさせられるという羞恥プレイを強要される。一方主人公の男の子(といってももう18歳だが)のほうは、いまいち何がしたいのかよくわからず、先生がピアノを家に教えに来ていろんなエロいポーズを決めるのでショックを受けて、「もうこれ以上続けられません」とか言ったりしている。ほんとに18歳か?

しかもちゃんときれいなガールフレンドはいるのである。結局ガールフレンドの家に上がり込んでいたときに、その兄(これが先生を脅迫している悪党)の部屋で先生のオナニー写真を見つけて取り上げてしまい、それが縁で先生とめでたく初体験。先生が帰国したあとは、ガールフレンドともセックス。結局やりほうだいである。

いまでは別にどうということはないが、「ジャイアンツ」「大いなる西部」のキャロル・ベイカーしか知らなかった人がこれを見たときはショックだっただろう。まあハリウッド大作を撮った後で、これとか「ああ新婚」に出て、エロ路線でも名を残したわけだから、キャロル・ベイカーはやっぱりエライ。