伝七捕物帳 むすぶ情の夫婦そば

「伝七捕物帳」80話　「むすぶ情の夫婦（めおと）そば」

客演は、園佳也子／松山省二／島田順司。島送りからご赦免になった大店の跡取り息子の松山省二。しかし家は勘当になっており、おめおめ家には帰れない。一方番頭の島田順司は店を継ぐことになっていたのだが、こいつが悪者。松山省二をはめて島送りにしたのも、帰ってきた松山省二を親と合わせないようにしているのも島田順司。このシリーズでは島帰りの主人公はかならず善人と決まっているのである。

島田順司は岡っ引きとグルになっていて、店の主人まで殺して罪を松山省二になすりつけようとする。ところがその後岡っ引きの方まで殺されてしまい･･･。島田順司はほかにも悪役をやっていたのだろうか。新選組ものと用心棒ものでいい役でしか、この人を見ていないので悪役はどうもしっくりこない。その分、島田順司の悪事を伝七がゆっくり解説する場面がある（笑）。

脚本鈴木兵吾、監督田坂勝彦。