伝七捕物帳 嘘と真実は紙ひとえ

伝七捕物帳」74話 「嘘と真実は紙ひとえ」

客演は、山田吾一/姫ゆり子/沼田曜一。赤っ鼻が、誰も顔を知らぬ盗賊、幻の吉兵衛を捕まえた。といっても赤っ鼻のことなので、当然人違いである。しかし捕まった山田吾一が人違いだといわない。しかも、本物の吉兵衛が山田吾一の子供を人質にとって、真実を言うなと脅迫してくる。しかしそのうち赤っ鼻も人違いに感づき、真犯人を追うが、こちらも吉兵衛に捕まってしまい・・・という話。

山田吾一はそういえば最近どうしているのだろうと思ってちょっと調べたら、1933年生まれなのでもう75歳である。まあさすがにリタイアしているだろう。昔はいろんなドラマでしょっちゅう見かけたものだった。沼田曜一はまた出てきた。とにかくこのシリーズでは常に悪役である。最後は捕まえた本物の吉兵衛を伝七が赤っ鼻に渡してやって花をもたせる。この展開もお約束。

脚本は中野顕彰。この名前はシリーズでははじめてのはず。ロマンポルノの脚本をよく書いていた人のようだ。監督斎藤光正。