伝七捕物帳 母恋い怨み花

伝七捕物帳」73話 「母恋い怨み花」

客演は、大原ますみ/岡田英次/伊藤 高。材木屋の紀州屋(岡田英次)の四人の娘が二人殺され、あげくにおかみまで殺されてしまう。現場に落ちていた矢立から、疑いは手代にかかるが、さらにまたもう一人の娘が殺される。伝七は、女中のおみつ(大原ますみ)に目を向けるが、おみつと紀州屋の間には深い事情が・・・。

大原ますみは宝塚出身の人で、74年退団して女優となっているからそのころの出演だろう。30歳すぎだが、品のある女優だ。

しかし最後はこう来るか。このシリーズは罪を犯しても同情の余地があれば最後はたいてい情けをかけてもらえるのだが、今回はめずらしくおみつの命がない。紀州屋は出家・・・。あんまりめでたくないなあ。

脚本内田弘三、監督山田達雄