シェルター×サバイバル

「シェルター×サバイバル」、広島市現代美術館

「ファンタスティックに生き抜くための「もうひとつの家」」という副題がついているとおり、難民とか、ホームレスの人とかが暮らす「家」をちょっとアートっぽくつくってみました、という展覧会。空き缶でできた家は実用性なさそうだけど、住んでいると(缶がさびないうちは)楽しそう。オサマ・ビン・ラディンそっくりの格好をして、茶わん酒でビデオでべらべらしゃべってる人は、けっこう笑えたが、あれはアメリカでやると本気で怒る人が出てきそうな・・・。美術館の敷地を使って野外カフェをやっていて、そこは「物々交換」でお茶を供するというもの。安物のボールペン一本で「ネパール茶」というのを飲んだが、変わった味でおもしろかった。その人たち(小川てつオイチムラミサコ)は代々木公園テント村で、その「カフェ」を常設でやっているらしい。
「エノアールcafe」といって、火曜、土曜、日曜の昼から日没まで開店(雨天時閉店)だそうです。機会があればいってみることとしよう。しかし基本、ホームレス生活はたいへんである(だからアートのネタになっているのだが)。今日のように雨降りの日にはそれを実感。家があるというのはありがたいなあとあらためて思う。