江戸さくら探訪

「江戸さくら探訪」、東京国立博物館ギャラリートーク、2008.4.1

東博にいったら、運良くギャラリートークがあったので、参加してきた。しかし学校は休み中とはいえ、平日でこんなに人が多いのかと驚く。まあさくらの季節ですからね。
ギャラリートークの内容は主に江戸期の浮世絵の中で紹介されている江戸の桜名所を紹介するというもの。歌川広重「名所江戸百景・日暮里諏訪の台」「名所江戸百景・玉川堤の花」、鳥居清長「向島花見」、喜多川歌麿「三囲花見」、葛飾北斎「八重桜に流水」等等、いろいろ陳列してあって楽しかった。ついでに新旧暦の換算や二十四節季の説明もしてくれて、勉強になりました。まあ桜といえば飲んだくれているのは今も昔も同じ。今日の上野公園は花見の場所取りがすごいいきおいで、救急車が夕方から公園内で出番を待っていたのには笑ってしまった。
ついでに、「博物館でお花見を」という企画があって(このギャラリートークもそのひとつ)、庭園を開放していたので立ち寄ってみた。ここの庭はいつも本館の窓から眺めるだけで入ったことがなかったけれど、とてもよいところ。今週中は夜の8時まで開けているのだそうだ。池の向こうにはいくつも茶室がならんでいて、花は満開。しかもここの桜は染井吉野ではない、いろんな種類のものがあって、すっかり春を満喫してしまいました。カラスがやたら多くてカアカアうるさいのだが、ここのカラスは人馴れしていて、ベンチでお茶を飲んでいるとすぐそばまで来て物ほしそうにしているところがかわいい。