ファントマ電光石火

ファントマ電光石火」、ジャン・マレールイ・ド・フュネス主演、アンドレ・ユヌベル監督、フランス、1965

今月、ムービープラスファントマを三本全部かけている。なぜ?いまごろ?と思ったら、今年DVDが出ていたのだ。いいもの発掘してくれてありがとう!子供の頃にファントマものは何度も何度も見た。母親が好きで、再放送の都度見ていたのだ。記憶は「ファントマ ミサイル作戦」がおぼろげにある限りだったが、今回「電光石火」を見て、いくつかのシーンは断片的に覚えていることが判明。
最初のシーンでジューブ警部(字幕では警視だけど、確か昔の吹き替えでは警部だったはず)がレジオン・ドヌール勲章をもらっている。しかし当然その後はまぬけなことに・・・。ルイ・ド・フュネスはほんとにフランスの至宝だなあ。こんなにおバカで愛嬌があっておもしろい役者は鉦や太鼓で探してもいない。警部のまぬけな新兵器(しかし一部は役に立つ)、ファントマの秘密の要塞研究所、いきなり翼が生えて空を飛ぶシトロエンDS(これがかっこいい!)その他みどころもりだくさん。脚本も音楽も水準高し。40年たってもぜんぜん見飽きない。「危機脱出」と「ミサイル作戦」がたのしみ。