アヒルと鴨のコインロッカー

「アヒルと鴨のコインロッカー」、濱田岳、瑛太主演、中村義洋監督、「アヒルと鴨のコインロッカー」製作委員会、2007

人にすすめられて見た。伊坂幸太郎の原作は未読。最初の30分は、ヘタな俳優、ひねりのない台詞にがまんできなくなり、もう少しで劇場を出るところだった。しかし、後半の種明かし編になってからはけっこうおもしろくなり、最終的にはまあいいじゃないのという感じ。
結末の伏線はいくつか張られていたのにぜんぜん気がつかなかった。やっぱりわたしはミステリの読者としてはダメだなあと実感。話の構成はおもしろい。たぶん映画より小説で読んだ方がおもしろく感じると思う。しかしぜんぜん日本語がしゃべれない人間がそんなに短い時間（と映画を見ている限りでは思えるのだが）で、ネイティブの日本人と区別のつかない日本語を使えるようにはならないよ。まあそこがストーリーのキモの部分なのでしかたないけれど。

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