新忍びの者

「新忍びの者」、市川雷蔵主演、森一生監督、大映、1963

忍びの者シリーズ三作目。前回釜煎りになったはずの五右衛門、生きてました。しかし釜煎りといっても、映画でやってるのは釜茹でだし、釜茹でって、水の状態で釜に入れてじっくり煮込むのかと思っていたら、この映画ではもうグラグラ状態にして、そこに放り込むことになっている。そういうものなのか?
五右衛門は秀吉をカタキと狙っていろいろやっているが、秀吉と秀次の離間とか、別に五右衛門がやらなくても…と思うようなことばっかり。秀吉の寝所に忍び込むのももう臨終間際になってからだし…。五右衛門の忍術はそれなりに見られるが、一作目に比べるとどうもヒネリがない。